テキヤの手伝いしてました

若い頃テキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います

テキヤの手伝いしてました10

ウチのテキヤ一家が忘年会をしたホテルには大きな露天風呂があったので一人で露天風呂に入っていた、すると突然社長(親分)が露天風呂に入ってきた


[うわー、マジか、社長が入ってきたよ]

と、私は焦った

[おぅ、清塚、入ってたのか]

と、社長が言った


前にブログにも書いたが社長は体がデカイ、そして異常なほど腹がでている、しかも今回は素っ裸だ、そして社長の体にはビッシリと入れ墨が入っている


[そもそも、入れ墨が入っているのに露天風呂に入っていいのか?]

と、思っていると

[おぅ、清塚、少しはバイに慣れたか]

と、社長が話しかけてきた。

[ハイ、なんとか]

などと社長と世間話をしていると社長が体を洗うため立ち上がった


すると社長のアソコが目の前に

[おっ!]

私は思わず声を出してしまった、なぜなら

社長のアソコに真珠が入っていたからだ


[おぉ、初めて見たよ真珠入りのチOコ]

と、私は感心してしまった。


つづく


寅さん 

テキヤの手伝いしてました9

ウチのテキヤ一家の忘年会でホテルに泊まった時の話

ウチの社長はホテルのワンフロアを貸し切っていた

[ホテルのワンフロアを貸し切るって、ウチの社長ってどれだけカネ持ってるんだよ]

と、少し引いてしまった。


夕食の時間になり、ウチのテキヤ一家のメンバーが一同に大広間に集まった

[すごい人数だな]

想像以上の人数だった、そして盛大な忘年会が始まった。

豪華な食事を食べながら忘年会を楽しんでいると大広間にある舞台の端から派手なスーツを着た2人の男が出てきた。

[なんだ?]

と、私は思い、その男を見ていると、その男達が漫才を始めた。


[なるほどな、これが芸人さん達の営業というやつか]

と、私は理解した。

何組かの芸人さんの漫才を見終えて次に出て来た芸人さんを見て私はビックリした



その芸人さんは私が子供の頃テレビで見ていた大好きだった芸人さんだった



[うわー、子供の頃見てた芸人さんだ]

と、私は感動した、だがすぐにその感動は薄れてしまった、なぜならその芸人さんの芸が子供の頃見ていた芸と全く同じ芸をしていたからだ。


[この芸人さんの芸ってこれだけなのか]

と、私は悲しくなってしまった。


つづく


寅さん 

テキヤの手伝いしてました8

昔、僕が幼稚園に通っていた頃の話

幼稚園が終わると母親と近くの水飴屋さんに行って水飴を買っていた。


割り箸の先に水飴が付いていて割り箸をクネクネ練り回すと水飴の色が変わり僕はずっと水飴をクネクネしていた。


幼稚園のすぐ近くにあった水飴屋さんはお爺さんがやっていて僕とお爺さんは仲が良かったので水飴屋さんに行くとタダで水飴をくれる時もあった。


ただお爺さんは小指が無かった


幼稚園児だった僕は不思議に思い母親にたずねた


[お母さん、水飴屋さんのお爺さんはなんで小指がないの?]


すると母親が


[あのお爺さんはテキヤさんなのよ。]


と、答えた。


あの当時は僕も小さかったので母親の言った事は理解できなかったが今ならよく分かる


それにしても幼稚園のすぐそばでテキヤのバイをしていたとは、今だったら間違いなく子供の親達が許さないだろう。


そう考えるとあの時代、昭和の時代はのんびりしていたなぁ〜と思う。