テキヤの手伝いしてました9
ウチのテキヤ一家の忘年会でホテルに泊まった時の話
ウチの社長はホテルのワンフロアを貸し切っていた
[ホテルのワンフロアを貸し切るって、ウチの社長ってどれだけカネ持ってるんだよ]
と、少し引いてしまった。
夕食の時間になり、ウチのテキヤ一家のメンバーが一同に大広間に集まった
[すごい人数だな]
想像以上の人数だった、そして盛大な忘年会が始まった。
豪華な食事を食べながら忘年会を楽しんでいると大広間にある舞台の端から派手なスーツを着た2人の男が出てきた。
[なんだ?]
と、私は思い、その男を見ていると、その男達が漫才を始めた。
[なるほどな、これが芸人さん達の営業というやつか]
と、私は理解した。
何組かの芸人さんの漫才を見終えて次に出て来た芸人さんを見て私はビックリした
その芸人さんは私が子供の頃テレビで見ていた大好きだった芸人さんだった
[うわー、子供の頃見てた芸人さんだ]
と、私は感動した、だがすぐにその感動は薄れてしまった、なぜならその芸人さんの芸が子供の頃見ていた芸と全く同じ芸をしていたからだ。
[この芸人さんの芸ってこれだけなのか]
と、私は悲しくなってしまった。
つづく
寅さん
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