テキヤの手伝いしてました

若い頃テキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います

テキヤの手伝いしてました121

テキヤ用語で庭場という言葉がある


庭場と言うのは、分かりやすく言えば


そのテキヤ一家の縄張りを指す言葉であり


その庭場をまとめている一家の事を


庭主と言う。



テキヤ一家にしてみたら


自分達の縄張りである庭場を荒らされる事は


ありえない事であり


その庭場をあえて荒らしに来る一家もいる為


その場合は確実に抗争になる



ちなみに私が手伝っていたテキヤ一家


も庭場を持つ庭主であった為


祭りのバイの時は皆、ピリピリしていた


記憶がある。



そして今から書く話は庭場荒らしや抗争とは


関係ない話だが


祭りのバイの時に私がバイの準備を


していると関西弁のテキヤが


[OO県のテキヤは大した事ないな]


的な事をボソッと言った事があった。



私はその言葉をたまたま聞いてしまった。


私はその言葉を聞いた瞬間


その関西弁のテキヤの胸ぐらを掴み


殴りかかっていた


すると、その関西弁のテキヤの彼女らしき女


が私達の姿を見て悲鳴をあげた



その悲鳴を聞いて周りにいたテキヤ達が


私の間に入り止めに入った


佐藤さんもすぐに気付き


[おい、清塚、何やってんだ]


と、言い私をその関西弁のテキヤから


引き離した



その後、私と佐藤さんと、その関西弁の男と


話し合いをして、何とかその場は収まったが


関西弁のテキヤの表情は明らかに恐怖に


怯えた表情をして震えていた。



私がなぜ、その関西弁のテキヤに


ブチギレたかと言うと


その関西弁のテキヤが言った


[OO県のテキヤ···········]


と、言う言い方が私の出身地を


いかにも馬鹿にしたような言い方に


私は感じたので、その事に対して


その関西弁のテキヤにブチギレて


しまったのだ


前途した庭場とか縄張りとかテキヤとか


そんな事は全く関係なく


私は私が生まれ育った出身地を馬鹿に


されたからブチギレたのだ。



つづく