テキヤの手伝いしてました

若い頃テキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います

テキヤの手伝いしてました36

こんばんは


今日も私がテキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います


少しの間ですがお付き合いください



私がウチのテキヤ一家の事務所に行った時の話


机の上に、履歴書のような紙が置いてあった


[何だ、履歴書か?、ウチは履歴書なんかいらないのに]


と、何となく履歴書のような物を手に取った


[なっ!!!!!]


私は思わず大声をあげてしまった


[これ、履歴書じゃなくて、破門状じゃねぇか]


そう、私が手に取ったものは破門状だった


[マジかよ、破門状かよ]


と、一瞬ビックリしたが、それ以上に


私は初めて見る破門状に興味津々だった


[これが破門状かぁ~]


と、私は、破門状をまじまじと見ていた


破門状には50代後半ぐらいの男の顔写真が載っていて


この男は破門したから、もうバイをさせないようにと言うような事が書いてあった


[この人、これからどうするんだろう]


と、私は破門になった男の人の顔写真を見ながら、そう思った


普通、破門になった人は、もう全国の祭りでのバイが出来なくなり、他の仕事を探そうにも、元テキ屋と言う事で仕事も見つからない


そうなると、犯罪に走って、そのまま


刑務所送りになる


と、言うのがお決まりのパターンだと


佐藤さんが言っていた


もう、破門になった男の人の顔を思い出す事は出来ないが


今は何をしているのか···················。



つづく