テキヤの手伝いしてました

若い頃テキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います

テキヤの手伝いしてました24

こんばんは


今日も私がテキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います


少しの間ですかお付き合いください



今日のバイはアクセサリー売り


路上に手作り感満載のアクセサリーを並べて


お客さんに売る


私はアクセサリー売りのバイをしながら


自分が子供の頃の事を考えていた


[そういえば、子供の頃、母親のために指輪を買ったな]


もちろん指輪と言ってもオモチャの指輪だ


ちょうどアクセサリー売りのバイをやっている今の自分のように私が子供の頃も路上で

アクセサリー売りのバイをしていた

テキヤさんがいて、そのテキヤさんから

オモチャの指輪を買った


その事を思い出した


[まさか自分があの頃のテキヤさんと同じ事

をしているとは]


と、何とも言えない感覚になった


それと同時に指輪の事も気になった


[あの指輪、どうしたのかな]


と、思い久しぶりに実家に帰った


[あら、久しぶりじゃないの]


と、母親が少し驚いた表情をした


[元気でやっているの?ちゃんとご飯食べているの?]


と、母親が怒涛の質問攻めをしてくる


[相変わらずだな〜]


と、思いつつ私は本題に入った


[あのさー、俺が子供の頃、お母さんに指輪買った事があったろ、オモチャの指輪

あの指輪まだあるの?]


と、母親に言うと


[あー、あの指輪ね、あるよ]


と、母親が言うと母親は自分専用のタンスを開けて、タンスの中にある小さな小箱を取り出して、その小箱の中から指輪を出した


[へぇー、まだ持ってたんだ]


と、私が言うと


[当たり前じゃないの、お母さんの宝物なんだから]


と、言って母親は笑った


[宝物ねぇー、こんなオモチャの指輪が?]


と、私が言うと


[お前も子供が出来たら分かるよ]


と、母親は笑った。


つづく