テキヤの手伝いしてました

若い頃テキヤの手伝いをしていた頃の事を書こうと思います

テキヤの手伝いしてました5

朝6時に寮の隣にある工場に行く

今日が本格的なテキヤの仕事の初日

工場の中に入るとすでに5人の人がいた

そのうち2人は私が初めてテキヤの一家に来た時に寮を案内してくれた平井さんと佐藤さん

だ、その他に3人の人が居たがこの人達とは初対面だ

[はじめまして、清塚と言います、よろしくお願いします]

[·························]

完全に無視だ、私が挨拶したのに何も言わないどころか私を睨んでる奴までいる。

見た所60代が2人、40代が1人

まぁ、こういう人間はどこの会社にもいるのでこういう人間に対してはこちらも無視をすれば良い。

仕事が始まる6時半になり仕事をしようとした時に工場の中に1人の男が入ってきた。

テキヤの手伝いしてました1に書いた面接の時に饅頭を食べてふんぞり返っていた男だ、その男を見た瞬間私を無視した3人の男はすぐに立ち上がり饅頭男に深々と頭を下げた

[おぅ、こいつが新しくウチに来た清塚だ面倒見てやれ]

[ハイ]

饅頭男が3人に言うと私を無視した3人は態度がガラッとかわった。

[なんてわかりやすい連中なんだ]

と、私は思った、実際私はこの3人とはテキヤの仕事を辞めるまで1度も話をしなかった。



それはそうと面接の時には気付かなかったが

饅頭男の体のデカさには驚いた

身長は180cm以上、体重も100kg以上はある体格の持ち主で私が一番驚いたのは異常なほど腹が出ているところだ、よく蕎麦屋の入り口に置いてある大きなたぬきの置物そのものだ、だから今でもたぬきの置物を見ると、

総長を思い出す。